読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

三十路女の酒と肴、時々男

32歳、独身、東京都民、一人暮らしの会社員(♀)。なんでもない日々の記録。


過去に受けたパワーハラスメントの話⑫(最終回後編)~僕の前に道はない

パワハラ 昔話

過去のパワハラ連載はサイドバーのカテゴリ「パワハラ」から見れます!





この「過去に受けたパワーハラスメントの話」、①でも書きましたが、パワハラ被害の経験、消化したつもりでいたのですが、この度人生で初めてまともに転職活動をし始めて、残念ながら消化し切れてない…と気付きました。


運よく二社目が見つかり、そこで理不尽な仕打ちも基本なく7年働かせて頂けたことで、逆を言えば、その経験に向き合い、消化する作業が8年前少し足りなかったのかもしれません。



今改めて、それと向き合い、消化をしている真っ最中です。



転職活動スタート時からここ最近まで、このパワハラ被害から学んだことを面接官に説明するとき、
「打たれ強くなった」
「いろんな人がいるし、今ならもっとうまくやれる」
といった言葉を選択していました。


でも、それは違うな、と今は考え直しました。


私はこの経験で、



同僚に気を遣うことを学びました。


人に何かを教えるとき、伝えるときに、その人の立場に立つことを学びました。




その学んだことを仮に低評価されるのであれば、その企業とは「相性が合わないだけ」です。
私は間違っていない。
そう思おうと思います。


(あのパワハラ被害から何を学んだんだろう?)



転職活動の中で、この数か月自己分析を重ねて重ねて、そして、たどり着いた答えはそんなことでした。



このブログ、そして、この記事に「パワハラ」というキーワード検索で辿り着いた方は恐らく、今、もしくは過去にパワハラ被害を受けている方の可能性があるかなと思うんです。


ほんの少しの希望を探して、仲間を探して辿り着いて下さっていると思うのですが、少しはお役に立てる、立てたことを願います。



ただ、私の駄文、経験だけでは心許ないので、最後は高村光太郎さんの詩で締めくくらせて下さい。

道程

どこかに通じてゐる大道を僕は歩いてゐるのぢやない
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
道は僕のふみしだいて来た足あとだ
だから
道の最端にいつでも僕は立つてゐる
何といふ曲りくねり
迷ひまよつた道だらう
自堕落に消え滅びかけたあの道
絶望に閉ぢ込められかけたあの道
幼い苦悩にもみつぶれたあの道
ふり返つてみると
自分の道は戦慄に値ひする
四離滅裂な
又むざんな此の光景を見て
誰がこれを
生命(いのち)の道と信ずるだらう
それだのに
やつぱり此が生命(いのち)に導く道だつた
そして僕は此処まで来てしまつた
此のさんたんたる自分の道を見て
僕は自然の広大ないつくしみに涙を流すのだ
あのやくざに見えた道の中から
生命(いのち)の意味をはつきり見せてくれたのは自然だ
これこそ厳格な父の愛だ
子供になり切つたありがたさを僕はしみじみと思つた
たうとう自分をつかまへたのだ
恰度そのとき事態は一変した
俄かに眼前にあるものは光を放出し
空も地面も沸く様に動き出した
そのまに
自然は微笑をのこして僕の手から
永遠の地平線へ姿をかくした
そしてその気魄が宇宙に充ちみちた
驚いてゐる僕の魂は
いきなり「歩け」といふ声につらぬかれた
僕は武者ぶるひをした
僕は子供の使命を全身に感じた
子供の使命!
僕の肩は重くなつた
そして僕はもうたよる手が無くなつた
無意識にたよつていた手が無くなつた
ただ此の宇宙に充ちみちてゐる父を信じて
自分の全身をなげうつのだ
僕ははじめ一歩も歩けない事を経験した
かなり長い間
冷たい油の汗を流しながら
一つところにたちつくして居た
僕は心を集めて父の胸にふれた
すると
僕の足はひとりでに動き出した
不思議に僕は或る自憑の境を得た
僕はどう行かうとも思はない
どの道をとらうとも思はない
僕の前には広漠とした岩畳な一面の風景がひろがつてゐる
その間に花が咲き水が流れてゐる
石があり絶壁がある
それがみないきいきとしてゐる
僕はただあの不思議な自憑の督促のままに歩いてゆく
しかし四方は気味の悪い程静かだ
恐ろしい世界の果へ行つてしまふのかと思ふ時もある
寂しさはつんぼのように苦しいものだ
僕はその時又父にいのる
父はその風景の間に僅かながら勇ましく同じ方へ歩いてゆく人間を 僕に見せてくれる
同属を喜ぶ人間の性に僕はふるへ立つ
声をあげて祝福を伝へる
そしてあの永遠の地平線を前にして胸のすく程深い呼吸をするのだ
僕の眼が開けるに従つて
四方の風景は其の部分を明らかに僕に示す
生育のいい草の陰に小さい人間のうぢやうぢや這ひまはつて居るのもみえる
彼等も僕も
大きな人類といふものの一部分だ
しかし人類は無駄なものを棄て腐らしても惜しまない
人間は鮭の卵だ
千万人の中で百人も残れば
人類は永久に絶えやしない
棄て腐らすのを見越して
自然は人類の為め人間を沢山つくるのだ
腐るものは腐れ
自然に背いたものはみな腐る
僕は今のところ彼等にかまつてゐられない
もつと此の風景に養はれ育まれて
自分を自分らしく伸ばさねばならぬ
子供は父のいつくしみに報いたい気を燃やしてゐるのだ
ああ
人類の道程は遠い
そして其の大道はない
自然の子供等が全身の力で拓いて行かねばならないのだ
歩け、歩け
どんなものが出て来ても乗り越して歩け
この光り輝く風景の中に踏み込んでゆけ
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、父よ
僕を一人立ちにさせた父よ
僕から目を離さないで守ることをせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため


パワハラ連載、取りあえず、ここで一段落させて頂きます。
ここまでお付き合い頂いた方々、ありがとうございました!!!!!


とは、言っても通常の記事はこれまで同様続けますので、引き続き宜しくお願い致します!


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
読了後、是非クリックお願いします!更新のかなりの励みになります!







にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ
にほんブログ村 ↑ ランキング参加中!こちらから順位確認出来ます