東京でテレビが見える居酒屋を検索した
10/22(土)
クローゼットの中の断捨離を決行した。
クローゼットの中には、日常の中で視界に入れたくないものを隠したり、封印したりする場所でもあるのだ。
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大学入学の際買って貰った、もう半分壊れたパソコンや、今後使うのが怪しいハロゲンヒーター、数年前の手帳が数冊、退職した会社から貰った送別の色紙、などなど。
過去の手帳はもう捨てていいだろう。
見返すこともあるまい。
そう思い、最後に一度だけ、とそれらをパラパラとめくってみた。
当時働いていた職場のタスクが書き殴られ、手帳の後ろの方にある自由メモの数ページには、当時の彼氏と付き合う前のデートで行った映画、陰日向に咲く、や、大江戸博物館の篤姫展の半券が貼られていた(どんだけ宮崎あおいが好きだったのか)。
そのページだけ一旦切り取ってみたが、いや、過去のものだろう、そう思い直して、断捨離ごみ袋の中に、それも放り込んだ。
夕方、待ち合わせの池袋駅へ向かった。
ところが、電車を降り、ホームから駅構内へ続く階段を降りると、いつもの池袋と様子が違った。
怪訝に思い、数歩歩いたところで、小田急線はこっち、という案内を見つけた。
(ここ、新宿・・・・!)
電車内で、テレビが見られる居酒屋を一所懸命探し続けていて、アナウンスを右から左に流していたのがその原因だ。
そう。
今日は広島VS日本ハム、の日本シリーズ第一戦なのだ。
西口の、最後の二文字が「農場」の某チェーン店へ入り席に着いた。
着いた瞬間、テレビを付け、チャンネルを合わせた。
試合はまだ開始前。
どうやら広島は雨が降り出しているようだった。
好物の白子ぼんず。
白子。
地元と違って東京のそのあたりのスーパーに置いていないし、置いていても少ない量の割にとても高い。
鮮度も欠けているような偏見もあって、自分でこっちで買おうとは思えず、「お店で食べるもの」というカテゴリーに今は入れている。
実家に暮らしていた頃は、お味噌汁にたまに入っていることもあった。
具はわかめとじゃがいも率が高かったので、白子のときは、やったー、と素直に喜んだものだ。
その頃は、白子が魚のどの部位なのか知らなかったのだけれど。
長芋のなんとか焼。
何かのお肉の何か。
何かの魚の何か。
ビールを飲みつつ、日ハム(大谷くん)を応援するも、日ハムは押され気味で、うーん、雲行きが怪しい。
と思ったあたりで、
「二時間経ちましたので」
とお会計を店員さんに促されてしまった。
混みあった場合は二時間で、と入店時に予告されてはいたけれど、混みあってはいな…いえいえ!ご馳走さまでした。
そんなふうにして追い出された後の2軒目の店で、日ハムが負けてしまったことをスマホで知ったのだった。
数十年ぶりのセリーグ優勝&黒田引退も相まって、最終的には広島に華を持っていかれてもしかたないか、そう考えていた。
しかし、やはり、ここまで来ると、日ハムに勝ってほしいと思ってしまうのだった。
それが勝負と言うものさ。
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