三十路女の酒と肴、時々男

34歳、独身、東京都民、一人暮らしの会社員(♀)。なんでもない日々の記録。


「もっと」を求める親について

2017年9月23日(土)

(ああ…このリュックじゃ小さすぎたか…)

今日から帰省だと言うのに、昨晩は荷造りを全くせずにコテンと眠りに就いてしまった。
早朝4時半過ぎに起き、黒いリュックに数日の帰省に必要と思われるおおよその荷物をぎゅっぎゅっと詰め込んでいったのだけれど、その結果、どう贔屓目にみても、ぱんぱんで、はち切れんばかりの様相を示していた。


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仕方なくリュックに一度詰めた荷物を全て床に出して、いつ買ったのか記憶が曖昧な古ぼけた黒のボストンバッグにそれらを入れ直すことにした。
そうして、なんとか荷造りを終え、朝6時前に家を出た。
有り難いことに、一晩の内に雨は上がってくれていた。


───羽田空港──
搭乗時間が迫る中、空港のお土産売り場をぐるり早歩きで周り、これでいいやと、文明堂のカステラを買った。





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───雲の上────




───地元空港───
父親が車で迎えに来てくれていた。
例えば、LINEグループを作り、スマホのディスプレイを和気あいあいとしたトークで埋めるような家庭では佐藤家はない。
ゆえに、一年ぶりの再会だからと言って、

「久しぶり!会いたかった!」

そんな直接的な愛情表現をお互いするでもないので、実家までの約30分の二人きりの車中はいつも少し気まずかった。

「この前の北朝鮮のミサイル発射の時に、Jアラート鳴ったんでしょ」

私が父に選んだのはそんな話題だった。



実家にいた母に、羽田で買った土産を渡すと、

「文明堂なんてこっちでも買えるのに。もっと別のものがあったでしょ」

と、憎まれ口を叩いて来た。

そう言われることを少なからず予想したにも関わらず、やっつけで買ったカステラではあったし、お礼も言わず文句を言うのは母の性格だと長年の付き合いからわかってはいるものの、少々の腹立たしさは禁じ得ず、

「時間がなかったんだから仕方がないでしょ!」
と、少し語気を強めて言い返した。

三十路ではあるけれど、親の前ではいつまでも末っ子、ということで。

***

夜、父が私の仕事の現状について聞いてきた。
前の会社と違ってオーバーワークではなく、定時で帰れ、年収は現時点では前よりも低いけれど、近い将来、前職よりも上がる展望、と伝えた。

私の返答内容に、何かもの足りなさを父は感じたようで、「もっと」自分の為に努力し、「もっと」負荷をかけ、「もっと」自分を磨くべきだ、というようなことを言ってきたのだった。

私もオーバーワークが常態化しているような、やりがい搾取の職場に過去長年勤めてきたことでの反動、感覚の麻痺から、現状に不完全燃焼、引け目、みたいなものを感じており、痛いところを突かれた心持ちになった。
が、それと同時に、うちの親は、昔から、
「もっと」
を求めてくる傾向が強いこと、褒める、認めることをしてくれないことを残念に感じた。

親に扶養されている間、父親は、「お父様」という「王様」だった。
両親の期待に応えられないと見放されるという恐怖から、私を含め三兄弟は皆、多かれ少なかれ家庭で常にどこか緊張していた節があったと思う。

けれど、ここ数年について言えば、これまでのそういった関係に、いい変化が生じていると感じることが多い。
きっかけとしては、私が親元から独立したこと、父が定年を迎えたこと、の二つが大きいと思う。

父親に養われている、という呪縛から解放され、身が軽くなり、「子」ではなく一人の「人」として、両親の前に存在出来ている感覚。
社会人となったことで、漸くアイデンティティーが確立されたと言うことなのかもしれない。



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実家のごはん。
上げ膳据え膳は有り難い。




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